fc2ブログ

「十把一絡げ」「一緒くた」

カッコイイ表現ですよねえ。見聞きした瞬間にこう・・・ピキーンときました。
今回はこの言葉を日常会話においてどうやって上手く言いまわすことが出来るか
語彙が無いってレベルじゃねえぞな私が色々と考えてみます。


十把一絡げ」の言葉の意味はそれぞれで調べてもらうとして・・・いや、
やっぱりここに載せちゃいましょう。以下はコトバンクさんからの引用文です。

じっぱ‐ひとからげ【十把一▽絡げ】
いろいろな種類のものを、区別なしにひとまとめにして扱うこと。
また、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとしてひとまとめに扱うこと。
「十把一絡げにして考える」         十把一絡げ(ジッパヒトカラゲ)とは - コトバンク


うーん・・・なるほど。(適当)
学の無い私は「じっぱ-ひとからあげ」という美味しそうなからあげ。
何処かの名産品かと思っちゃいました──────

──────今の勘違いエピソードは流石の私も無理があるとは思っちゃいますが。
それは置いといて、これを日常会話で使うとなると、一体どうすればいいんでしょうねえ。

十把一絡げ」は「一緒くた」と意味が似ているみたいですので
まずは多少見慣れている「一緒くた」の方を使って文章を考えて見ます。

「人の性格は十人十色。一緒くたにしてはいけない」
「今抱えている問題を一緒くたにするな。肝心の問題の本質が見えてこない」
「君が一緒くたにしてくれたおかげで、私の計画が台無しだ・・・」



上の「一緒くた」の部分を「十把一絡げ」に挿げ替えるだけの簡単なお仕事です。


「人の性格は十人十色。十把一絡げにしてはいけない」
「今抱えている問題を十把一絡げにするな。肝心の問題の本質が見えてこない」
「君が十把一絡げ
にしてくれたおかげで、私の計画が台無しだ・・・」



こう比較してみると・・・なんというか・・・あまり変わってないですね。
というより「十把一絡げ」ってことばを無理に使おうとして・・・
なんか余計恥ずかしいことになってませんかねこれ。

ああ、この違和感はあれか。私の作った文章は「~にする」の形にしか出来てないですね。
まーた私の語彙の無さが露呈してしまったのか。(ガッカリ)

ま、いいや(ノンクロ)

つまるところ、無理に難しい言葉を使って背伸びしようとする前に
まずは日本語を学び直しなさいって事ですね!
元々日本人だし、国語なんて疎かにしても大丈夫だという
間違った常識に囚われてはいけないのですね!(*`・∀・´*)

・・・こうしてブログの文面の起承転結に収拾がつかなくなるのは
いつものことなので気にしないで下さい。



さっきの話に戻りましょう。「一緒くた」と「十把一絡げ」は最初の方で
意味が似ているとは言いましたが、完全に同じというわけではないようです。

二つとも主にネガティブな用法で使われるのは一緒ですが
一緒くた」の場合「大事な事と、どうでもいい事までまでひとまとめにする」で
十把一絡げ」の場合「色んな事を雑然とひとまとめにする」みたいな・・・

言い換えてみましょう。
一緒くた」は
大事な事がよく分かっている状態なのに一纏めにする愚かさ
十把一絡げ」は
大事な事がよく分かってない状態で一纏めにする愚かさ

この微妙な違いがあってこそ、言葉を使い分けることが出来るのかもしれませんね。
解釈が間違ってたら元も子もないですけど・・・これで合ってるのかな(不安)

んじゃ、合っていると都合よく仮定して
以上のことを踏まえた上で、もう一度文章を作ってみたい!作ってみましょう!

「この討論で奴は関係のない問題まで一緒くたに話して
                  自身の汚職を姑息に隠しつづけている」
「私が社長に昇進してから、面倒ごとは全て部下に
           十把一絡げ
にさせてきたが、特に問題は起こってない」

【モンスト】
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!それっぽくないっすか!?(輝かせた目で)
結局私に表現力が無いせいで「~にする」の形でしか文章にできませんでしたが
なんかスッキリしたので今日はこれで終わりとします。以上!


蛇足


この言葉の意味を色々調べていたらちょうどいいブログを見つけてしまいました。
語彙の力を作るブログ

上のブログではここのように抽象的に「どうやって使えばいいんだろうなぁ」などと
ただ単純に、アホみたいに考えてるのではなく
様々な観点から「その表現」に対してアプローチをかけて考察しています。とても勉強になります。
流し流しに見てるだけでも語彙の向上に役立てることができる素敵なブログですね。
今年の2月を最後に更新が途絶えてるのが気にかかりますが・・・

踏み込んだ内容、読みやすくリズミカルな文章を吟味して
こっちの「表現力を鍛えよう」シリーズを十把一絡げにしても、
上のブログには色んな意味で勝てる要素はないと鑑みたぜ。(ドヤァ)

2016/06/09
スポンサーサイト



コメント 0

新着記事一覧